ケツトジャーナル

飲むヨーグルトの水分を赤外線水分計で測ってみた。<緩速乾燥>

    • 事例紹介

今回は、飲むヨーグルトの水分測定です。

赤外線水分計「FD-720」で測っていきますが正しい測定のためのコツが必要です。

 

測定条件のポイント

飲むヨーグルトは、見た目の通りそのほとんどを水分が占めています。また、乳脂肪と糖分が高いということもわかっています。
熱をかけると表面に膜が張って、水分のみの蒸発が難しくなる典型的な試料です。

そこでまず有効な方法が、赤外線水分計FD-720/800の機能「緩速乾燥モード」の利用です。設定温度まで約5分かけて温度上昇させることで、じっくりと水分蒸発させながら、表面の膜を張らせにくく焦がさずに乾燥させます。

 

 

試料作成のポイント

もう一つの大きなポイントがグラスファイバーシートの利用です。

飴などの測定で有効なシートですが、今回のような飲むヨーグルトや牛乳などにも有効です。試料皿に平らに薄く均等に広がりますので、正確な測定に欠かせません。


 

試料作成

赤外線水分計FD-720は、120.0gまでのサンプルを測定できますが、液体試料は、分量と共に測定時間が長くなってしまいますので、少量をサンプリングします。

泡立たないようによく混ぜた飲むヨーグルトを、一旦容器に入れ、スポイトでサンプリングします。

 

今回は3g程度を狙うため、赤外線水分計に試料皿、アルミシート、グラスファイバーシートを載せ、テア(0点校正)をとり、スポイトでグラスファイバーシート中央に滴下していきます。

質量が表示されているため、約3gになるまで表示を見ながら滴下できます。

 

水分測定

蓋を閉じて、水分測定を開始します。

・・・・・

 

今回の測定条件と結果は以下の通りになりました。

  • 飲むヨーグルト:約3.0g/緩速乾燥モード[85℃ 0.05%]/測定結果 84.35%(所要時間 28min)

サンプルの質量、状態等によって水分値や測定時間は変化しますので、あくまで参考として見てくださいね。

測定終了後のアルミシート上のグラスファイバーシートは写真のようになりました。シート中央に薄く広がり、焦げ付きもなく上手に乾燥できました。こちらも参考にしてください。


ライター:K.OKAWA
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