ケツトジャーナル

古代米を炊いてみたら、なんだかおめでたい雰囲気になった

    • 米ラボ

新年あけましておめでとうございます。
本年も週1更新のケツトジャーナルをお楽しみください。

さて今回は、新年早々おめでたい発見をみなさまにお伝えします。

米ラボの以前の記事で弥生時代の田園風景は何色だったのかの調査中、現在でも古代米の赤米が獲れていることが判明し、興味をそそられましたので入手して実際に炊いて試食してみました。

 

現代の赤米

赤米を購入しました。

赤米は表皮が赤く、皮が擦れていたり割れていたりすると白い胚乳が見えます。つまり、赤米の状態では玄米ということになります。
また、私たちが日頃主食としているうるち米ではなく、もち米だそうです。
表面のツヤ、粒そろい、ふっくらとした充実度が美しく、古代ではこのような均整のとれたお米は見られなかったのではないでしょうか。

 

水分値も水分計「ライスタ」での玄米目盛で測定しました。品質管理をなされていますので、しっかり13.9%に調製されています。

 

炊飯してみる

赤米の炊飯方法は、パッケージにも各種レシピにも「白米1カップに大さじ2杯程度を混ぜて炊く」とあります。

しかし今回は、悠久の古代に思いを馳せて当時を再現したいという目的から、赤米100%で炊飯して試食したいと思います。

赤米は玄米なので、玄米の炊き方を参考にしてみます。

まず、十分な量の水に6時間ほど浸けておきます。

 

浸水後、特に水の色が変わるなどの変化はありませんでした。
一旦水を切って、再度炊飯用に水を計量して、炊飯器に投入します。
炊飯器に「玄米」コースがあったので、セットして炊飯してみました。

 

出来上がり

炊き上がりました。確かに赤いです!

ふわっと香ばしい独特の香りがしますが、通常の玄米の香りと似ていますので、赤米特有の香りというわけではない気がします。

早速、茶碗に盛ってみました。

 

もち米なだけあって粘りがよく、ところどころ赤い皮に包まれた白いもちが見えています。
既視感があるのですが、これは、いうまでもなく小豆のお赤飯にそっくりです。

赤米の方が早く食べられていたのを考えると、むしろこちらが赤飯の元祖で、これに似せて小豆のお赤飯が出来たのかもしれないなんてことを想像してしまいます。

いずれにしても、小豆を入れなくともまるでお赤飯、新年早々おめでたい発見です!

・・・・・

では、小豆無添加お米100%のお赤飯、食べてみます。

ゴワゴワするような舌ざわりと、噛むとキュッキュと軋むような歯ごたえは、玄米そのものです。
しかし一粒ひとつぶはお餅です。少々酸味のようなくせがあり、おかずに合わせるというよりも、まさにお赤飯のようにごま塩や汁物と合わせていただくのがいいのかもしれません。

食べ進むにつれ、独特の香り、噛み応え、モッタリした口触りが、まるで沼地を一歩ずつ歩くがごとく一口が重くなり、、ほどなくして箸が止まりました。
お餅2〜3個食べたと考えれば妥当ですが、急に満腹になってしまいました。。

食事としていただくのは、レシピの通り白米に混ぜる方がよさそうでした😅

ただし現在の白米に比べて、たんぱく質、ビタミン、ミネラルといった栄養価も高く、白米に混ぜても赤くなっておめでたいようです。

また、もち米でなく、うるち米で特にさらっとした口触りのものも多いようですので、皆さまもぜひお試しください。

ライター:K.OKAWA