ケツトジャーナル

行ってきました Maker Faire Tokyo 2020!

    • ケツトラボ

先日お知らせした通り、当社の「KETT AI 研究会」が、Maker Faire Tokyo 2020に参加してきました。

会場は、東京ビッグサイト西4ホール。

今回は、covid-19感染拡大防止策として、会場規模の縮小や時間差による入場規制がなされました。

それでも多くの方にご来場いただき、ブースにもひっきりなしにご訪問いただきました。ありがとうございました。

 

改めて、私たちのブースをご紹介します。

メインは、AI研究会の現在での最高到達地点、「ディープラーニングによるお米の品種判別装置」を展示しました。

あらかじめ決められた品種の中から、小さじ1杯程度のお米を器械に投入します。

今回は代表的な5品種を判別するAIを作りました。

搬送盤にある穴に一粒ずつお米が入って、搬送盤が回転します。

お米がカメラの前に来た瞬間に、シャッターが切れて一粒ずつのお米を撮影します。

そして、一粒ずつ品種を判別します。「通常判別」ではスプーン1杯中で最も多い品種を、「単粒判別」では指定された一粒の品種をズバリ当てます!

品種によりますが、正解率は9割程度、わかりやすい品種では98%くらいで言い当てます。

同じ品種スプーン1杯を通常判別にかければ、ほぼ間違いありません。

人の目視では、少なくとも私たちは、お米を見比べても違いが分かりませんが、ディープラーニングではどこかしらの特徴を掴んで判別できていることに私たちも驚きました。

 

そしてもう一つの出展品。

「一升瓶精米器」です。

瓶つき精米を機械で行いますが、Maker的エッセンスを加えて、Arduinoとカラーセンサーで精米の進み具合を色で検知して、モーター制御するという機能が付いています。

いわゆる最近流行のAIは使用していません。

しかし、見た目のインパクトと動きのためかこちらの方が注目を集めてしまい、シングルカットの曲よりもカップリング曲が売れてしまったような、複雑な気持ちもあります。。

とは言え、多くの方々に笑いとツッコミを頂けたのは、嬉しく思います。

 

そんな私たちKETT AI 研究会のブースは、Maker Faire公式ブログにもレポートとして掲載されています。ありがとうございます!

会場でも、センサーや画像解析の専門家の方々に貴重なご意見やアイデアをいただき、私たちにとって大変有益な機会でした。

そして、次回も何らかの形で参加できたらという欲も出てきているのも事実です。

来年はcovid-19も落ち着いて、通常通り今回の倍の規模のイベントに戻ることを祈りつつ、出展するMakerのみなさんにお会いできるのを楽しみにしています。

Maker Faire Tokyo 2020 楽しかったです、ありがとうございました!

ライター:K.OKAWA

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