ケツトジャーナル

ケツトの修理サービスに密着しました【その2】

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前回の続きです。

毎日全国各地から届く修理依頼品の流れを追っています。

 

修理作業(例:赤外線水分計)

各器種専門の修理担当者が、整理棚の修理依頼品の部品や書類の混在防止のため、1台づつ順番に作業を進めていきます。

早速、赤外線水分計の修理が始まっています。最初に故障箇所や不具合の再現などを、確認します。

外見はきれいでも、器械の内部に細かい粉塵やあるいは虫が入り込んで動作不良を起こすこともあります。

 

今回は、内部のメカの故障だった模様です。器械を熟知している専任スタッフが修理します。

赤外線水分計の場合、サンプルを加熱乾燥するため、ヒーター周りが汚れてしまいます。

汚れが測定値に影響を及ぼす可能性もありますので、お客様は日々の清掃をしていただいているかと思いますが、修理依頼品については内部まで分解清掃も行います。

 

修理と清掃が完了したら、動作確認と性能確認を行なって、作業完了です。

 

 

修理作業(例:膜厚計)

こちらは、ハンディタイプの測定器「膜厚計」です。

やはり、症状の確認から行います。症状以外にも正しい測定値が表示されるかどうかの確認もします。

あらゆる可能性を探りながら、不具合の原因を突き止めます。

 

 

プローブセンサの断線の可能性も探ります。

 

プローブのチップ摩耗が見られたので、チップ交換を行いました。

 

最後は内部も外装も専門的な清掃を行い、作業完了です。

 

梱包と出荷

お客様の梱包箱に丁寧に梱包します。傷みが激しい箱は、当社の箱に入れ換えます。

 

修理時にも校正のご依頼を承ります。

 

毎日多くの修理完了品が出荷されます。

本日も数多くの修理完了品が出荷されました。実際には台車数台分に及びますので、写真の数倍もの荷物量になります。

お手元に戻りましたら、これまで通り安心して品質管理にお使いくださいませ。

当社は、補修部品の在庫がある限り修理をお受けしておりますので、末長くお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。

ライター:凱風快晴

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