ケツトジャーナル

電動もみすり器TR-270ってどんな器械?

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2025.5.13

皆さんこんにちは。

この度新発売いたしました電動もみすり器TR-270についてご紹介いたします。

TR-270はご好評いただいておりました電動もみすり器TR-260の後継器となります。

 

新製品 電動もみすり器TR-270

 

電動もみすり器は「もみ」の乾燥仕上げ時に米麦水分計を使用する上で、水分測定に必要な玄米試料を少量作成するための器械です。

(バケツ稲やご家庭用にもみすり器をご検討の方は下記記事をご覧ください。)

家庭用・バケツ稲用!?-小型もみすり器を開発しています

 

 

◆なぜ水分測定にはもみすりが必要なのか

乾燥している「もみ」は外側のもみ殻の方が内側の玄米より水分が低い傾向があり、

そのまま測定すると乾いたもみ殻の影響を受けて測定値が低くなる傾向があります。

 

もみ殻の影響の程度は、乾燥スピードや貯蔵時間などで異なり、一律に補正する事は困難です。

また青未熟粒は水分が非常に多く、混ざっていると逆に測定値が高めになる傾向がありますので、

取り除いて「整粒」のみで測定する必要があります。

 

そのため正確な測定のためにはもみすりをして玄米で測定することが必須となります。

 

 

◆手軽な手動式から、効率的な電動式へ

 米麦水分計ライスタfには小型の手動もみすり器TR-130が付属しており、手回しでもみと玄米の分離が容易に可能です。

 

 

一方で、カントリーエレベーターやライスセンターといった共同乾燥施設や大規模生産者の方のように、

多くの測定回数を必要とする現場では電動式がその力を発揮します。

主に卓上型の米麦水分計PB-Rと組み合わせてご使用いただいております。

 

 

農業機械の展示会などで、実際にご使用させている生産者の方からは

「電動・自動になってとても楽になった。手動には戻れない。」

というお喜びの御言葉をよくいただきます。

 

◆TR-270の特長

・従来器TR-260と比較し、もみ殻受け皿の容量が大幅に大きくなりました。

 もみ殻を捨てる頻度が減り、作業効率が向上します。

 

 

・もみ殻受け皿の固定方法にマグネット式を採用し、従来器よりもより引き出ししやすくなりました。

・オプションのスロープを取り付けるともみ殻を外に排出可能となります。

 器械の前にゴミ箱や袋を設置することでより捨てる手間を削減することが可能です。

 

 

・内部のもみすりロールユニットは従来器のTR-250・TR-260と同様の構造・性能となります。

消耗した場合はプラスドライバー1本で簡単に交換可能です。

部品のみの販売も可能ですので、安心して長くご使用いただけます。

 

 

ご興味・ご不明な点がございましたら、下記よりお気軽にお問合せ下さい。

 

営業部・鈴木(満)

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