ケツトジャーナル

農産物検査「お米の機械鑑定」って何?

    • 米ラボ

2022.10.18

みなさま、こんにちは。

 

早速ですが、お米の機械鑑定についてご存じでしょうか。

 

お米業界では数年前から話題になっているこのテーマ。

まだまだ消費者の皆様へはピンとこない情報だと思います。

 

今回はお米業界の方々も消費者の方々へも、

お米の機械鑑定について知っていただきたいと思いまして、

できるだけ簡単に堅苦しい説明は省いて説明したいと思います。

 

まず、皆さんが食べるお米のほとんどは農産物検査という米の品質を確認する検査を受けています。

結構知られていない事実ですよね?(私も、ケツトに入社するまで知りませんでした。)

 

農産物検査の歴史については過去の記事がありますので、

ご興味のある方は、下記リンクより過去の記事もご覧ください。

【米ラボ 昔からお米は検査を受けています(その1)】

【米ラボ 昔からお米は検査を受けています(その2)】

 

 

農産物検査は、

皆さんが召し上がる白いお米(精米)ではなく茶色い玄米で行われる検査で、

品質の良いものから1等、2等、3等、規格外という風に等級をつける検査になっています。

目指せ!一等賞という感じです。

 

 

この等級は農産物検査員という、

お米の品質を確認するスペシャリストの方々が、

目で見て品質を確認するという、目視鑑定で決まっています。

 

はて?目視鑑定なら機械は必要ないのでは?と思った皆様。

機械が必要になった理由があるのです。

 

※今回は簡単に説明することが目的ですので、

色々な背景や経緯は農林水産省のホームページをご参照ください。

【農林水産省HP「農産物検査の見直しについて」】

 

 

私個人として誤解を恐れず説明するなら、目視鑑定を想像してみてくださいと。

新米の季節毎日朝から日が暮れるまで鑑定を行う状況。

しかも地域によってはまだ真夏日が続く季節です。

非常に大変です。

連日眼精疲労MAXです。

あとは近年なにかとエビデンスを求められたりするし、

猫も杓子も利益とコスト、デジタル化だし。

 

そうなってくると「機械が必要だよね」となるのは自然な流れかと思います。

 

前置きが長くなりましたが、

お米の機械鑑定とは機械でお米の品質を鑑定することです。

そのまんまですね。分かりやすい!

 

そこで、登場するのが農産物検査で使える機械です。

使える機械と表現したのは、好きにどんな機械でも使えるわけではないからです。

 

農林水産省が「おお、ちゃんと測れているね」と確認した(仕様確認と言います)機械のみが使えるわけです。

 

お米の機械鑑定では、

ケットの穀粒判定器RN-700および穀類水分計/電気式穀粒計PM-640-2の使用が認められました。

すごいでしょ。

そして今年、

令和4年産のお米から機械鑑定ができるようになったのです。

 

その規格がこちら!

 

 

ちょっと専門用語があって分かりづらいかもしれませんね。

分からない単語はググりましょう!

機械で鑑定ができるようになったんだよということを知って貰えれば良いので専門用語については説明しません。

不親切ですいません。

 

そして実はこの穀粒判定器というお米の見た目を判定する器械

すでに多くのお米業界の方々にご使用いただいているのです。

これです、本当はこれが言いたかったんです!!!

手前味噌になりますが、

お客様にその性能を評価されているRN-700は本当に良くできた良い器械なんです!!!!

 

過去に掲載した穀粒判定器RN-700の関連記事をまとめましたので、是非ご一読ください。

ここまで読んでくださった皆様ならきっとクリックしてくださるはず。

活用事例は特に読んでもらいたい内容となっております。

読んだらきっとあなたも使いたくなるはず・・・。

 

[以下ニュースリリースリンク]

2022年09月30日【月刊「米と流通」にて、木徳神糧様取材記事中にRN-700活用例が掲載されました】

2022年08月29日【全国農業新聞にて、「機械鑑定を前提とした規格」の記事にRN-700活用例が掲載されました】

2022年08月24日【マイナビ農業 AGRI+にて、横田農場さま取材記事中にRN-700活用事例が掲載されました】

2022年05月19日【時事通信社Agrioにて、株式会社ナオイさま取材記事中にRN-700活用事例が掲載されました】

2022年02月14日【マイナビ農業 AGRI+にて、栃木県食糧集荷協同組合さま取材記事中にRN-700活用事例が掲載されました】

2020年08月24日【マイナビ農業 AGRI+にて、RN-700取材記事が掲載されました】

2020年08月11日【穀粒判定器RN-700が、米穀の画像取引に使われています】

2020年04月01日【米穀新聞に政府備蓄米応札でのRN-700活用例が掲載されました】

2019年10月28日【『農村ニュース』で 穀粒判定器「RN-700」使用例が掲載されました】

2019年09月12日【『米穀新聞』で (株)京樽様での穀粒判定器「RN-700」使用例が掲載されました】

2018年11月07日【穀粒判定器「RN-700」が食品産業技術功労賞を受賞しました】

2018年10月25日【穀粒判定器「RN-700」が農業食料工学会の開発賞を受賞しました】

 

以上、お米の機械鑑定について説明しましたが、

結果RN-700が使われていることを知って欲しかったという情熱がほとばしる内容になりました。

今回は難しい表現は無しに好きなように書かせてもらいましたが、

今後はよそ行きのちゃんとした文章で各種媒体にて、

機械鑑定と穀粒判定器RN-700の認知度を上げるべく情報を発信していきますので、

ケツトの記事を見かけた際には読んでいただけたら幸いです。

 

営業部・廣瀬

 

 

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